令和6年10月(土)開催 1month school
1month schoolについて
【WEBセミナー視聴方法】
※当日参加用URL:開催日の前日に、入金が確認できた方へご連絡させていただきます
その他、アプリのインストールやZOOMの利用方法については下記をご参照下さい
『WEBセミナーの準備と参加方法の詳細について』
【受講料】5000円(全3回分合計)
☑️支払い方法:LINE PayもしくはPayPayでの送金、銀行振込みとなります
☑️支払い方法詳細については、お申し込み後、メールにてご案内させていただきます
※キャンセルポリシーについては下記からご確認いただけます
『キャンセルポリシーについて』
※【重要】録画動画視聴について
・他者との共有を絶対に避け、ご自身の学習目的のみご使用下さい
・ライブセミナーの動画作成は、編集に3日程時間を頂いております
・ライブセミナーの録画配信は、開催後の4営業日を予定しています
・視聴期間は、第3回の録画視聴案内後、4週間限定となりますのでご注意ください
「変形性関節症・骨折等の診断と治療」と「そのリハビリテーション」
講師)
前田徹先生(整形外科医師)
(阿南医療センター院長)
高橋真也先生(理学療法士)
(阿南医療センター)
■概要
上記のテーマで、医師と理学療法士を講師に迎え、セミナーを開催致します。
お二人は、徳島県南部における中核医療センターの院長(整形外科医師)と理学療法士です。
前田先生は、「徳島では、僕ほど手術している院長(医師)はいないなぁ。でも都会ではいるけどね。」と冗談ぽく言われてますが、院長職でありながら、とても臨床を大切にさ
れている整形外科医です。
そんな医師の診察から手術療法までの過程を覗かして頂きたいとの希望を了承して頂けました。
高橋先生からは、「院長から、珍しい指示を頂きます」と聞いたのが印象に残ってます。
「胸椎の可動性を良くして下さいね」等の、(運動)機能に着目した、具体的な指示を頂くようです。どんな指示が出てもその要望に応える、素晴らしい臨床家です。
そんな理学療法士に、術後のリハビリテーション、また、術後以外(院長からの処方等も)のリハビリテーションについて、紹介頂きます。
今回は、お二人とも多忙な為、日程調節が困難でして、すべて録画配信とさせて頂きます。
ーーーーーーーー
■講義内容
【第1回】
◇診断と治療
講師:前田 徹 先生(阿南医療センター院長:整形外科医師)
→医師は診察(画像診断を、含めて)を基に、保存療法または外科的治療の選択を行い治療行います。その過程を紹介頂き、主に手術療法についてご教授頂きます。
テーマ:私の考える脊椎手術の課題
~最近の印象に残る症例からその病態と手術適応、予後~
前田先生の自験例の症例、症例の画像を紹介して頂きました。
スライドは124枚、
そのうち、症例紹介、Xp、3D CT、造影CTの画像が、
80枚以上でした。
特に、手術方法等について詳しく説明して頂きました。
「腰椎固定術では適切な前弯位で固定することが肝要」だそうです。
そのためには、
椎体間固定である、
後方椎体間固定 - PLIF 、
側方椎体間固定 – XLIFが必要と言われてました。
さらには、徳島では、
側方椎体間固定 – XLIFを行える医師が少ない(ほとんどいない)為、
普及させて行きたいとも、仰っていました。
今回は、
側方経路椎体間固定術(LIF)を中心に方法と実際を紹介して頂きました。
椎体間にLIFを入れることで、
腰椎を前弯位に、
間接除圧(椎体間が開大することで、脊柱管内操作を行わずとも除圧ができる)、
PLIFに比べて椎間関節を温存、等
有益性が高いとの事です。
知らなかったことばかりで、
私は、唯々、驚くばかりでした。
症例紹介の数も多かったです。
・72歳男性:左下腿外側部〜左足関節外顆、足背に痺れと疼痛、長く走れない(ランニングが趣味)
・75歳女性:第3腰椎すべり症 変性側弯症 脊柱管狭窄症 腰痛 下肢痛 間欠性跛行
・77歳女性:腰痛 両下肢痛 変形 腰椎変性側弯症 椎間孔狭窄 神経根症
・84歳女性:脊柱変形 主訴:腰痛 間欠性跛行 変形 腰痛と歩行障害が増悪 胃腸障害もあり高齢だが手術を強く希望
・71歳女性:現病歴40歳頃から脊柱の変形を指摘される。 徐々に変形が進行 最近では立位維持が困難、歩行には杖が必要となり、間欠性跛行約100m、立位保持は5分程度、また胃腸障害(いわゆるGERD)も出現• 両下肢:知覚障害なし、筋力低下なし、腱反射正常、FNST ,SLRT正常
・73歳女性:腰痛 右下肢痛 後弯変形 歩行時の後弯姿勢
・76歳男性:肝臓癌の治療中 骨粗鬆症性椎体骨折 TH 12,L1椎体骨折 背部痛 後弯
・71歳男性:後弯変形 胃腸障害 GERD
・82歳女性:腰痛 両下肢痛 歩行障害 L1破裂骨折 L4椎体骨折 後弯変形
・76歳男性:主訴 腰痛 腰痛が強く手術希望 既往パーキンソン病
・78歳男性:腰痛 左下肢痛 左L5神経根症状 L4すべり
スライドも紹介しておきます。
・脊椎外科の手術対象となる代表的疾患
・脊椎手術 疾患別件数・
・脊椎手術 術式別件数
・腰椎椎体間固定術(PLIF, XLIF)
・腰椎固定術
・腰椎椎体間固定術(lumbar interbody fusion)
・PLIF、XLIF
・LIFあるいはLLIF-側方経路椎体間固定術
・側方進入 脊椎手術
・PLIF, TLIF, OLIF, XLIF 進入経路
・XLIFの実際
・LIFの有益性
・LIFによる間接除圧
・成人脊柱変形
・脊柱アライメント評価のための各種parameter
・脊椎固定術後のscrew loosening
等
【第2回】
◇術後のリハビリテーションについて
講師:高橋 真也 先生(阿南医療センター:理学療法士)
内容(スライド)
・腰痛に手術療法(脊椎固定術)は有用か?
・手術療法
・手術しないといけない
術前の関わり
・術前オリエンテーションの必要性はあるの?
・症状の把握・フィジカルアセスメント
術後の関わり
・術後の予定
・合併症等
・装具について
・腰椎固定術の基礎と低侵襲手技の発展
・活動による第3腰椎椎間板圧力増加率
・活動復帰の目安
アプローチ
・股関節可動域
・痛みがあっても どの程度行って良いのだろう
・疼痛の定義
・匠が伝える低侵襲脊椎外科の奥義
・筋緊張コントロール、リラクゼーション
・脱感作、滑走の獲得
・ニューロダイナミクス はどのように実施するのか、どれくらいの期間実施するのか
・サイドキックス
・レッグリフト
・ヒップ ローテーション
・クラムシェル
・スパイナルローテーション sidelying
・アーム アーク supine/sitting
・オールフォワーズ
・認知行動の改善
・リラクセーション法
【第3回】
◇整形外科からの処方のリハビリテーションについて
講師:高橋 真也 先生(阿南医療センター:理学療法士)
内容(スライド)
1.解剖学・運動学
・姿勢の評価
・姿勢・動作分析における身体重心点の視覚的評価の検討
・頚椎・胸椎・腰椎の観察
・腰椎と靭帯構造
・椎間関節
・肋椎関節
・脊髄とその髄節
・神経根走行
・脊髄の構造
・椎間板内圧・損傷
・腰椎の椎間関節面の変化
・胸椎におけるcoupling motion
・胸椎・腰椎の正常可動域
・脊椎の可動域
・解放・集束
2.病態理解
神経根症を伴う椎間板ヘルニア
・腰椎椎間板ヘルニアはどのくらいの割合で、どのくらいの期間で退縮するのか
除外、神経根症を伴わない
・変性脊椎すべり症
・脊柱管狭窄症
椎間板の縮小できる・できない痛み
・変形性脊椎症
・MODIC
・ HIZ High Intensity Zone
椎間関節性疼痛
・椎間関節
・椎間関節性腰痛
・血管新生に伴う
多因子性疼痛
除外.サブグループに入らない
・仙腸関節障害
・筋・筋膜性腰痛
・Fascia
3.抵抗力
・痛みがあっても どの程度行って良いのだろう 痛みがあっても どの程度行って良いのだろう
筋緊張コントロール、リラクゼーション
・骨格筋の形と触察法
・腹直筋、大腰筋
・腹横筋
・腸骨筋
・腸肋筋、最長筋
・多裂筋
脱感作、滑走の獲得
・ニューロダイナミクス
・Lateral Flexion
筋弛緩-収縮-協調性の改善、Mobility・Stabilityの改善
・横突起の腹側PAへのスプリングテスト
・棘突起の腹側PAへのフェーダーテスト
・PPIVM 腰椎他動運動テスト
・SNAGS 持続的椎間関節自然滑走法
仙腸関節障害
・仙腸関節離解テスト/圧迫テスト
・大腿スラストテスト
・仙骨のフェーダーテスト
急性腰痛に対するマニピュレーション
腹腔内圧理論
後部靱帯系理論
体幹深層筋制御理論
Motor learning
不良動作改善のコンディショニング トレーニング
ーーーーーーーー
日程:10月の第2、3、4土曜日
第1回:10/12(土):録画動画配信開始(約60分)
第2回:10/19(土):録画動画配信開始(約80分)
第3回:10/26(土):録画動画配信開始(約80分)
※動画は、すべて11/23(土)まで視聴出来ます。
ーーーーーーーー
受講費:5000円(全3回分)
※新卒割引:4000円
※※もう1つの10月1month school(テーマ:セラピスト人生を豊かに過ごすための資産形成 )
を合わせてお申込み頂くと2つ合計で9000円です。
講師紹介
講師:前田徹先生
阿南医療センター院長:整形外科医師
◇略歴
昭和59年3月徳島大学医学部卒業
昭和59年4月徳島大学整形外科入局
昭和59年〜平成16年 徳島大学整形外科
阿南共栄病院、香川県立津田病院、徳島県立三好病院、恵生会佐藤病院、徳島赤十字病院 整形外科
平成16年9月名古屋徳洲会総合病院整形外科部長
平成21年1月名古屋徳洲会総合病院院長
平成31年4月名古屋徳洲会総合病院名誉院長
令和元年11月徳島大学大学院地域運動器・スポーツ医学特任講師
令和2年10月徳島大学大学院地域運動器・スポーツ医学特任准教授
令和3年4月阿南医療センター副院長
令和4年4月阿南医療センター院長
◇資格
日本整形外科学会専門医・脊椎脊髄病医・スポーツ医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
脊椎脊髄外科専門医(日本脊椎脊髄病学会・日本脊髄外科学会 認定)
医学博士
徳島大学医学部非常勤講師・臨床教授
講師:高橋真也先生
阿南医療センター:理学療法士
◇学歴
藍野医療福祉専門学校・放送大学大学院(修士)
◇取得
ドイツ筋骨格医学日本アカデミー 認定セラピスト
マリガンコンセプト 認定セラピスト
国際認定シュロスセラピスト
骨盤底筋エクササイズインストラクター
運動器認定理学療法士
DMAT隊員
◇修了
OGIG歩行分析Advance Classes
PNF3a
Fascial manipulation Level2
日本PNF学会全コース
EMIピラティスインストラクター