村上 仁之先生【リピート配信】
2023年10月開催分 1month school

【アワセラ年末年始のリピート配信】 

令和5年に開催した【1 month school(全3回)】の中から、運動器、脳血管から各1つ、5週間、リピート配信致します。


年末年始の、時間の許すときに、ご利用ください。


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動画は、第1回から第3回、各80分(トータル約4時間)の動画となります。 


第1回:YouTube授業(録画講義視聴)
第2回:YouTube授業(録画講義視聴)
第3回:YouTube授業(録画講義視聴) 


【受講料】4500円 ※全3回分合計
※2024年国家試験合格者(新卒割引対象)は、4000円です。

☑️支払い方法:PayPayでの送金、銀行振込みとなります
☑️支払い方法詳細については、お申し込み後、メールにてご案内させていただきます

※キャンセルポリシーについては下記からご確認いただけます

『キャンセルポリシー』


※※【重要】動画視聴について

・他者との共有を絶対に避け、ご自身の学習目的のみご使用下さい
・視聴案内は、受講費の送金確認後にメールでお送り致します。

脳血管障害(CVA)患者に対する訓練の考え方~訓練に役立つ運動学習~


講師:村上 仁之 先生(姫路獨協大学 医療保健学部 理学療法学科 准教授) 



■概要

本講義は、「脳血管障害(CVA)患者の訓練の考え方」について行います。キーワードは、『脳神経科学』と『運動学習』を軸に、明日からの臨床に役立つ内容を行います。

ターゲットは、新卒もしくは経験が浅く、自分のセラピーにあまり自信が持てないセラピストに特化して行いたいと考えています。

全3回のコースですが、全編にわたって、難解な話をなるべくせずに、わかりやすい講義を心がけています。

中枢神経系(脳)の理解やCVA患者の訓練法の創造と構築が出来、自信をもって治療に臨めるようになって欲しいです。

また、少しでも皆さんの素朴な疑問や不安が解消され、明日の臨床(訓練法)が変わればと、考えています。 


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■講義内容

1.CVA患者を理解するための脳神経科学について

2.CVA患者の運動を理解するための運動制御について

3.CVA患者に必要な評価(臨床推論含)について

4.CVA患者の訓練に役立つ運動学習について


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【開催概要】

・配信期間:5週間(2024年12/22(日)~2025年1/26(日))

・受講料:4500円(全3回分合計)

※2024年国家試験合格者(新卒割引対象)は4000円。 

※※リピート配信(運動器)、(脳血管)2つ同時申し込みの場合は、8500円。 


☑️支払い方法:PayPayでの送金、銀行振込みとなります
☑️支払い方法詳細については、お申し込み後、メールにてご案内させていただきます。


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※キャンセルポリシーについては下記からご確認いただけます

『キャンセルポリシー』


※※【重要】動画視聴について

・他者との共有を絶対に避け、ご自身の学習目的のみご使用下さい
・視聴案内は、受講費の送金確認後にメールでお送り致します
・視聴期間は、5週間限定となりますのでご注意下さい


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内容詳細(スライド)
◯第1回

 ・僕が思うPTのメイン業務

1.CVA患者を理解するための脳神経科学について

・脳血管疾患の患者数

・読影の流れ MRI(T1強調)

・脳画像を診る

1) 見る前に知っておくこと

2) 脳室を明確にする

3)中心溝を見つける

・左大脳半球

・右大脳半球

・錐体路の各部位

・第一次運動野および皮質脊髄路のMRI画像 

・脳出血

・大脳動脈輪

・大脳動脈のアンギオ(血管造影)

・大脳の栄養動脈

・大脳の栄養動脈の支配領域

・血腫量(ml)の測定方法

・脳卒中後の回復過程

・脳損傷後の可塑性の機序

・中枢神経損傷後の回復機序について

・機能解離

・切断者の知覚経験

・大脳皮質は身体を刺激することで 可塑的に変化する

・大脳半球間抑制モデル仮説

・非損傷側を抑制すると損傷側の血流が増加する

・半球間抑制が皮質下損傷で起こりやすい

・脳卒中後感覚障害のレビュー

・運動所有感の重要性

・早期の麻痺側使用(運動)は、 脳損傷領域に悪影響を及ぼす可能性がある

・注意機能

2.CVA患者の運動を理解するための運動制御について

・運動の発現メカニズム

・運動制御の脳内機構

・行為の脳内機構

・External loop(外発性運動系)とInternal loop(自発性運動系)

・運動課題中の運動前野と補足運動野の活動

・リラクゼイションには、 補足運動野が関与している

・知覚と運動の円環性+注意機能

・注意の脳内機構

・注意と運動の関係

・能動的注意・能動的注意

・左右半球間、注意機能ネットワークの 機能不全である・

・関連する現象

・脳卒中患者は 前頭前野が賦活しつづける

◯第2回 

・SWWT:Stops walking when talking test 

・運動イメージに関与する脳内賦活部位 

・系列運動のイメージ想起中の脳内賦活 

・イメージトレーニングおよび運動観察の効果 

・運動錯覚 

・運動のイメージとイリュージョンに関与する脳内賦活部位 

3.CVA患者に必要な評価(臨床推論含)について 

・CVA患者の評価の目的 

・病期における主目的の変化 

・早期に欲しい情報 

・患者を捉えるのに必要なもの 

・予後に影響する因子 

・損傷部位と予後 

・被殻出血の重症度分類 

・視床出血の重症度分類

・血腫量と予後 

・ICF 

・生活機能と背景因子 

・背景因子 

・【統合と解釈】 

・【予後予測】 

・【目標設定】 

・【プログラム立案】 

◯第3回

・姿勢の安定性とは 

・難易度の付け方

・最低限見落としてはいけないサイン 

・重篤な疾患を疑うポイント

・簡単な診断項目・指標 

4.CVA患者の訓練に役立つ運動学習について 

・運動学習に関わる脳領域 

・純粋運動技能学習 

・運動学習の定義 

・リハビリテーションの効果 

・2週間のリハビリテーションが残存領域の神経シナプスを増加させる 

・脳卒中による運動障害からの回復メカニズムを解明 

・可塑的変化は、学習と機能的改善である 

・差異を学習することで、脳の組織化が起こる 

・M1もV1も重要 

・小脳の内部モデル 

・行為の運動制御システム 

・予測制御のメカニズム 

・運動学習モデル 

・「運動学習の3段階モデル」 

・運動学習の段階 

・感覚フィードバック情報が重要 

・感覚に対するトレーニングなしに感覚回復は生じない 

・体性感覚は回復する 

・適応的運動学習と連続的運動学習 

・適切な難易度が脳を改変する

・KR遅延とKR後遅延(KPを含む) 

・報酬と学習 

・報酬の差異による学習効果 

・高齢者の考え方の変化は運動学習を向上させる 

・効果的な訓練を行うために 

・効果を最大にするポイント 

講師紹介

講師:村上仁之 先生

姫路獨協大学 医療保健学部 理学療法学科 准教授

 

資格)理学療法士        


学位)首都大学東京大学院保健科学研究科博士課程 修了


取得)博士(理学療法学), 認知運動(認知神経リハビリテーション)療法士


主要論文)

1)Brain Organization during Passive Touch and Tactile Discrimination and the Influence of Learning;a Functional MRI study J.Phys.Ther.Sci.

2)ニューロリハビリテーションの現状と課題 PTジャーナル

3)触覚による識別時の脳内機構と学習による影響について;機能的MRIによる分析 総合リハ

4)An fMRI study for motor recovery in chronic stroke patients : a report of four cases ISPRM 

5)臨床実習サブノート知っておきたい理学療法評価のポイントPTジャーナル

6)認知運動療法の新展開;構造構成的認知運動療法の構想 現代のエスプリ

 

著書)

『臨床ガイドブック』 (共著):誠信書房

『理学療法MOOK16 脳科学と理学療法』 (共著):三輪書店

『チームアプローチによる総合的リハビリテーション』 (共著):三輪書店